2015年6月21日日曜日

SWとロングパターを克服したい。

かもられることに躊躇しないものがいる。
そんな噂が流れたのは2013年の中ごろのことであった。
ベトナムのゴルフ界の界隈で、その噂は小さなところで広まり、こぞってその男を捜し出し
一財産を築こうという者が少なからずいた。

あるものはこう噂する

「ソンベーゴルフでデビューして初ゴルフで雨にふられ、その対応の仕方が分からず
笠をさしながら玉を打とうとするも、うまく打てず、3回打っても手で投げたほうがまだとく飛んだ」

またあるものは「前回プレイしたときに靴を汚し、家で洗ったが、洗剤が靴の中に残っており
プレイ中汗でぬれて靴が泡を吹き始めた」

その男、現在ホーチミンの10区で3階建ての家にてハリネズミと暮らし
時に人気の無い「べとぼこ」というブログをごくたまに更新する男であるらしかった。

時は平成2015年の6月20日、もう何度きたであろうソンベーゴルフのLOTSU、PALMにて男はプレイをしていた。
目指すは120台!前回は130台を奇跡的にたたき出し、職場の中でいきり立っていた。
2015年は俺の時代、俺の塾に入らないか?と男は話をしていたという。

さて、ゴルフは18コース、120台で回るには60+60から64+65で回らなければならなかった。
あくまで120台であり、120でまわるのではない点を、メンバーに向かい念を押しておったそうだ。

LOTSUコースから始まり、PALMコースで終わるこの試合、120台どころか140台で回ることすら出来ず
なんと151打も叩いた。そのうちパターでおそらく3分の1の50は叩いたであろう。
この男、実は2013年頃-2014年後半頃までほぼ200-180台でコースを回っていた。
一体何打止まっているボールの頭を叩いたであろうか。そんな男がようやくドライバーやアイアンで前に進み始めた。
彼のゴルフ人生は前途多難であった。

さて、今回のゴルフだがLOTSU,PALM共に最初のコースは不調であった。12、15と古来の男のスタイルで叩きまくった。
まるで打ち首後の転がった頭のようにもしくはそれ以下の距離で前に進むと言う、御客もびっくりのプレイスタイルであった。
しかし、以後のドライバーの調子がよかった。1打目はやや距離的には劣るもののまともに飛んだ。
その後のフェアウェイウッドもなかなかだ。2打目まではうまくいった。
パー4でいうところの距離的に残り100ヤードと言うところまですんなりいけた。

問題はアプローチとパターである。
男は80ヤードから40ヤードくらいの距離が苦手であった。これについてSWを練習重ねることを今後の課題とした。
MAXでSWならどこまで飛ぶかすら男は知らなかった。
もう一つはロングパターであった。今回坂道のロングパターが最初のほうであり、チョット打っただけでホールを遥かに越え
それ以降は漫画「スラムダンク」の翔陽高校戦でファールをおそれる桜木花道のように亀となり、ちょこっと打ってはショートしてを何度も何度も繰り返し
無駄に打数を稼いでいった。まるでパターゴルフをしているようであった。

今後パターのうまい師匠を見つけて、せめて距離感をもうちょっと鍛えようと男は思った。